みなさん こんにちは
やまちゃんです。
みなさんは、自分の時給をご存知ですか?
「お金が大事」「人が喜んでくれる姿をみるとうれしい」など
働き手によって、価値の感じ方は異なります。
それでも多くの方が「お金」に関心を抱いているのではないでしょうか。
今回は「自分が働いた1時間の価値」について考えてみたいと思います。
■ 働くとは
働くと検索すると「仕事をする」「労働する」特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就くとあります。
疾病や障害によって働けない方がいることは大前提として、国民の義務にも記されているように生きていく上で働くということが必要になってきます。
■ 時間給を知る
アルバイトやパート経験がある方は、時給によってお給料をもらっていた方が多いと思います。
「時給〇〇円」
これは1時間当たりの仕事の金額ということになります。
至ってシンプルで分かりやすいですね。
しかし、就職して正社員として働きだすと月額報酬として雇用している会社も少なくありません。
また、ボーナスが定期的に支給されることがあると、自分の時給が幾らなのかは、計算しない限り分かりません。
まずは、自分の時給について、以下の例を基に考えてみます。
▼ 時給の算出方法①
【Aさん(25歳)】
基本給180,000円+各手当20,000円=総支給額200,000円 社会保険料など、引かれものが発生する為、手取り額は少なくなりますが、時給計算を行う場合、総支給で考えます。 医療保険や雇用保険などに加入している場合、自分が病気になった場合や仕事で怪我をした場合に保険が適用される為、保険料も全て込として計算します。 総支給200,000円×12ヵ月=2,400,000円(年額) 賞与は180,000円×4.0ヵ月分=720,000円(年額)とします。 2,400,000円+720,000円=3,120,000円(年収) 年間365日-休日数130日=就労日数は235日です。 就労日数235日×一日8時間=年間1880時間働くということになります。 先ほど算出した年収から年間の就業時間数を割るとAさんの時給が算出されます。 3,120,000円÷1880時間=1,659円がAさんの時給と考えることができます。 |
実際はもう少し複雑に考えることができますが、このように考えることで、大まかではありますが、自分の時給を知ることができます。
仕事の価値はお金だけではありませんが、
「人よりは多くもらっているけど、自由な時間がない」
「休みは多いけど、給料が少ない」など、
今の処遇に不満がある方は、時給で計算して考えると、人生設計を左右する一つのポイントになるかもしれません。
また、会社以外での仕事時間が多く、不満を感じている人、
例えば、
「休みも仕事の付き合いでゴルフに行き、家にいない」
「仕事が終わった後も接待で飲みにいくことが多い」
「会社の飲み会が多くて、家族との時間が作れない」など、
完全に仕事だとは言えないものの、仕事の一部として拘束される時間が長く、
苦痛だと感じる場合は、それらを仕事時間として含め、時給を算出しても構いません。
就労時間の増減で時給は変動します。
最近は正社員の雇用でも時給で計算しているケースも存在しますので、そういった仕事とは特に比較しやすい為、知っておいて損はないと思います。
■ 陰で支える仕事
家事や通勤時間など、お金が発生しない仕事はシャドーワークと呼ばれています。
お金を生まない=必要性がない
いえいえ、断じてそんなことはありません。
むしろ、非常に重要な仕事ばかりです。
「妻が洗濯してくれるから、スーツを着て仕事に行ける」
「通勤できるから仕事ができる」
シャドーワークがあるからこそ、仕事が成り立っているのです。
シャドーワークがなければ仕事はできません。
お金としての1時間の価値を設定することは難しいですが、
〝家事を担ってくれる奥様へ″
〝満員電車に揺られて出社するご主人に″
シャドーワークを行う全ての人に対して感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
※ 一般的な家事代行サービスの1時間当たりの相場は1,100~1,500円、高いところは、それ以上の時給を設定しているようです。 |
■ 好きなことを仕事にしている場合
やまちゃんの奥様は「せどり」を主な収入源としています。
好きなことで収入を得ているので、時給などは気にしていませんが、毎月の目標額は大切にしています。
好きなこととは「お金は関係なく、素直にやりたいこと」を意味すると思っています。
しかし、自分が好きなことに取り組んでいながらも、
「この仕事にどれだけの時間を割いたのか」
「自分の時間給はどれぐらいなのか」を知りたいという方は多いはずです。
そんな方は【Aさん】の図を参考に算出してください。
サラリーマンのように会社が定めた就労時間が設定されていると
時間給は求めやすいのですが、フリーランスになるとそうはいきません。
活動時間をメモやスマホに残すなどして計算してください。
フリーランスの場合、固定された仕事がない為、月額報酬や年収は、月、年で異なってくると思います。
また、時期によって繁忙期も異なりますので、計算は少し複雑です。
今までの活動時間を残していなければ、スタートをきった日から活動時間を残し、週単位、月単位で計算しながら時間給を算出するのがいいかもしれません。
▼ 時給の算出方法②
【Bさん】 活動内容=せどりリサイクルショップで1時間かけて1,000円の食器と各500円で衣類(A・B・C)を仕入れました。仕入れ値はトータルで2,500円 これをメルカリでヤフオクに出品しました。 食器は、送料は購入者負担で2,000円で売れ、衣類A・B・Cもそれぞれ、ヤフオクで送料は購入者負担で800円で売れました。 売り値の合計は4,400円仕入れ値の合計が2,500円でありますので、利益は1,900円となります。 これを仕入れにかかった時間1時間で考えると、1時間当たりの時給は1,900円という考え方ができます。 |
フリーランスの場合、1時間働けば確実にお金が入ってくるわけではありません。
【Bさん】の場合、仕入れた商品が直ぐに売れるわけではありませんので、週単位、月単位で考えると時間給にかなりの波が現れることが予想できます。
■ まとめ
仕事=お金
やりがい=お金とは決して思いません。
ただし、自分が1時間当たり、どのぐらいのお金を稼いでいるのか、はたまた、いただいたお金に見合った働きをしているのかなどを知ることは決して悪いことではありません。
幸せの価値をみつける上で、時間給とは一つの基準になるのかもしれません。