傷病手当金

適応障害で傷病手当金を受けた私が支給額等について説明します

投稿日:2024年11月26日 更新日:

グラシアス! アミーゴ\(-o-)/

 

皆さんは傷病手当金という制度をご存じでしょうか?

 

傷病手当金とは病気やケガで会社を休んだとき「傷病手当金(給与の2/3ほど)」というお金を受けとる事ができる制度のことを言います。

 

全国健康保険協会 傷病手当金についての説明

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31710/1950-271/

 

傷病手当金は基本的に健康保険組合から支給されるため、会社側に負担はかかりません。

 

社員に傷病手当金を申請したいと申し出られた場合、会社は申請の手続きをとる義務がありますが、申請手続きの義務はないと勘違いしている会社や会社負担が発生すると誤解し申請を拒む会社があるようです。

 

自分自身が病気やケガで会社を休むことになった場合、健康保険から受け取ることができる傷病手当金について正しく理解し予期せぬ病気やケガに備えましょう。

 

ここでは、病気を発症し、傷病手当金を受けた経験のある私が実際に傷病手当金を受けるまでの流れや金額について説明していきます。

 

・ 傷病手当金を受ける要件

病気やケガで4日以上仕事を休んでいることが要件になります。

 

療養のために仕事を休み始めた日から連続した3日間(待機期間)を除いて、4日目からが支給対象です。

 

給与の支払いがないことが条件となりますが、給与が一部だけ支給されている場合は、本来受けとることができる傷病手当金から給与支給分を減額して支給されます。

 

休み始めた待期期間に有給休暇を取得した場合も待期期間に算入することができます。

例えばケガをした翌日からの3日間の待期期間に有給休暇を使用し、4日目から傷病手当金を受けとることができます。

 

また、残っている有休を先に使いきるという方法もありますが、復職することを考えた場合、今後の為に有給休暇を残しておく選択をとる方が多いのかもしれません。

 

私の場合、復職することは難しいだろうと自分で感じていたので残っている有休を先に使用しました。

っと言っても3日間だけですが(-_-;)

 

では、私が傷病手当金を受けとることになった初月の流れについて説明していきます。

 

 

・ 傷病手当金(初月)

私の会社は月末締め(見込み払い)、当月20日支払いです。

お休みに入る段階で既に9月分の振り込み手続きが完了していましたので少しお金の流れが複雑です。

分かりにくいとは思いますが、こういった事例もあるんだなと参考にされてください。

 

・ 9月12日、心療内科にて適応障害の診断を受け、ドクターストップ。医師から休養するよう勧められ診断書を作成してもらう(診断書の作成に3,000円ほどかかりました)。

私のような病気の場合は診断書があることでお休みに入りやすくなると思います。

会社に説明しやすくなる為、作成していただくことをお勧めします。ただし、診断書を作成していただくだけで3,000~4,000円かかります。

 

これは結構な負担です( ゚Д゚)

 

私は会社側から傷病手当金の申請について声をかけてくれた為、申請手続きはスムーズでしたが、以前勤めていた会社では、私とは別の職員が病気で入院し傷病手当金の申請手続きを年配の経営者に依頼したことがありました。

年配の経営者は「会社負担が発生するのではないか」などと勘繰り申請がなかなか進まないことがあったのですが、当時の私は管理者でもありましたので、経営者を説得し申請した過去があります。

それだけ傷病手当金を正しく理解していない経営者はいます。

 

ちなみに医師の診断書は絶対に必要というものではありません。

 

ケガや病気の種類、タイミング、会社のルールなどにより異なる部分もありますので状況により作成していただくか判断する必要があります。

 

私の場合、医師から早急にお休みするように強く言われ、半ば強引に診断書を作成されたのですが、今となっては背中を強く押してくれた医師に感謝しています。

 

医師の診断書とは別に傷病手当金を申請する上で4枚の書類が必要となります。

 

全国健康保険協会 傷病手当金申請様式についてはこちら

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/g2/cat230/kenkouhokenkyuufu/k_shoute2406.pdf

 

その中の1枚(4ページ)に療養担当者記入用という医師に記入していただく書類があります。

 

これは絶対に必要な書類となりますので、申請する場合は必ず医師に作成を依頼してください。

 

1枚作成するのに100円程度必要になります。

 

傷病手当金の申請は傷病手当金を受ける権利が生じた日の翌日から2年以内になります。

 

・ 9月13日、会社に診断書を提出。

医師から作成したいただいた診断書には病名や休職期間等が記されています。

会社側は診断書で病状や休職期間を把握しますので診断書を提出することでスムーズに休職することができると思われます。

私の場合、入社後からパワハラ傾向の言動を受けていましたので、上司との関係性が悪く、会社側もそういった状況を黙認していたこともあって、あまり大きなトラブルにはしたくなかったのだと思いますが、比較的スムーズに休職期間に入ることができました。

 

その上司からは私の体調を気遣うような発言はなく、最後まで「益々仕事が忙しくなる」と言った愚痴しか聞くことはありませんでした。

こちらも期待はしていませんが、人間関係を構築するのは本当に難しいです。

 

・ 9月14日からお休みに入る。ちなみに私がお休みに入った9月14日は土曜日でしたが、土日祝についても待期期間に含まれます。

 

・ 9月14日~16日(土日祝)、9月17日~19日(有給休暇)を取得しましたので、傷病手当金の申請期間は9月20日~9月30日で申請しています。

 

・ 9月分給与の振込額:263,333円ありましたが、お休みに入った期間があり欠勤分84,332円と9月分社会保険料48,400円を会社に返金しました。

263,333円-84,332円-48,400円=130,601円

 

・ 傷病手当金を申請した9月20日~30日までの期間に協会けんぽから振り込まれた金額50,536円

130,601円+50,536円=181,137円が9月分の手取り額となります。

 

ここまでが実際に傷病手当金を受けた初月の流れと金額になります。

 

支給額の計算については、標準報酬月額等を参考に日額が計算されますが、会社から支払われた金額があったり、月途中からのお休みがあることで計算が複雑になります。

 

正直どの程度受けることができるものなのか、全くわかりませんでしたが、実際に振り込まれた金額をみて「これだけか・・・」という思いになりました。

 

ケガや病気によっては私のようにお休みが長期化することもあります。

 

自分自身がある程度制度を理解することで受ける金額をシュミレーションできますし、生活を組み立てるうえで絶対に必要なことです。

別の記事では支給額が決まるルールや対象者、退職後の申請方法等についてまとめていきますのでそれらをご覧いただき生活の参考にされてください。

 

アディオス(*^▽^*)

 

 

 

 

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